第60回全九州中学校進路指導・キャリア教育研究大会宮崎大会
- kagoshinro
- 2023年11月11日
- 読了時間: 2分
令和5年11月10日(金)宮崎市立広瀬中学校において第60回全九州中学校進路指導・キャリア教育研究大会が行われました。
九州地区では、令和元年度の福岡大会から「未来へ力強く向かう力を育むキャリア教育」を大会テーマとし、各県で研究主題を立てて研究を進めています。
この宮崎大会では、
「夢や希望を持ち、学び続ける児童生徒の育成」
〜人と「つながり」、未来へと「つながる」活動を通して〜
という研究主題を立てて、研究が進められました。
全体会では、基調提案および会場校の取組が紹介されました。副題にある「つながる」という言葉をキーワードとして研究が進められており、示唆に富む内容でした。
公開授業では、総合的な学習の時間で行われてきた各学年の取組の集大成として、生徒からのプレゼンテーションが行われました。
1年生は「探究的係活動」、2年生は「地域セミナー」、3年生は「地域プロジェクト」という単元で、それぞれグループごとに発表内容をまとめ報告や提案等を行っていましたが、内容にも創意工夫が見られ見応えのある発表でした。また、2・3年生では、実際に地域の方々がアドバイザーなどの形で参加され、生徒の提案や発表内容について真摯に向き合ってくださっている姿が印象的でした。地域全体で子どもたちを育てようという意思が伝わってきました。
午後の分科会では、九州各県の事例発表が行われました。鹿児島から参加した本研究協議会メンバーも五つの分科会に分かれて研究協議に参加しましたが、どの分科会も各県のキャリア教育に対する熱い思いを感じるすばらしい発表、協議でした。
記念講演は、スタディサプリ教育AI研究所所長であり、現在東京学芸大学大学院准教授でもある小宮山利恵子氏。
200枚を超える膨大なスライド資料をもとにお話しされ、約80分の講演時間が短く感じられる濃密な時間を提供してくださいました。個人的には「失敗」がひとつの鍵であるととらえました。
コロナ禍により、3年の間様々な変更を余儀なくされてきた本大会も、久々に現地の中学校で開催ができ、対面の良さを改めて感じることができました。
宮崎の皆様、素晴らしい大会をありがとうございました。
Comentários